2009/8/3

胃がん

胃がんの診断と治療

愛知病院には毎年約200人の胃がん患者さんが受診されます。
胃がんの診断・治療にはさまざまな方法がありますが、いずれの方法についても患者さんに充分に説明し、同意を得た後で、行うように心掛けています。
当院での胃がんの診断・治療について、説明させていただきます。

胃がんの診断

6年前から色素内視鏡を、3年前から拡大内視鏡を使用しています。色素内視鏡、NBI拡大内視鏡を用いることにより、粘膜を100倍に拡大して観察することが可能となり、胃がんの範囲が正確に診断できるようになりました。また、最近では前庭部大湾(胃の出口)の粘膜の状態から、胃がんの発生部位・形態が予測できることがわかり、胃がんの診断に大変役立っています(web-gi.net 学会報告 JDDW2007パネルディスカション 内視鏡的胃炎と組織学的胃炎)。

胃がんの内視鏡治療

ガイドラインでは2cm以下の分化型の粘膜がんが内視鏡治療の適応とされており、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を積極的に行っています。また、内視鏡技術の向上に伴い、2cm以上の大きさの症例、潰瘍を伴う症例にもESDを行っています。ESDの件数は、平成18年が18件、19年が48件、20年が64件で、徐々に増加してきています。

胃がんの手術

従来の標準的手術に加えて、早期胃がんに対して腹腔鏡下手術にも積極的に取り組んでいます。
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胃がんの化学療法

標準的な抗がん剤治療に加えて、JCOG(日本臨床腫瘍グループ)および愛知県がんセンター中央病院、名古屋大学付属病院などのグループと臨床治験を行っています。
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胃がんの緩和医療

緩和ケアの医師・スタッフとともに、外来・入院などさまざまな方法で治療を行っています。

胃がんの予防

胃がん患者さんの98%の人がピロリ菌に感染していると言われています。それで、胃がんの予防の観点から考えると、ピロリ菌感染者はピロリ菌の治療を行うか、定期的に胃の検査を行う必要があると思われます。また、塩分摂取量を減らすことも大切です。

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