2014/7/14

食べて、飲んで、学ぶ桜を味わい尽くすスペシャルなイベント

SPECIAL LESSON IN GINZA CRESTON

SPECIAL LESSON
SPECIAL LESSON

銀座クレストンホテルで開催された「Special Lesson」は、桜をテーマに、コンフィチュールの作り方と紅茶の正しい淹れ方を学び、そのあとに飯島淳総料理長の創作料理をいただけるという、まさにスペシャルな内容。30年以上に渡って美味しいコンフィチュールを追求し続けているMrs.BERRYこと赤曽部麗子さんと、現地の人々とのコミュニケーションと厳しいテイスティングで茶葉を知り尽くした山田栄さんという、2人のスペシャリストの登場に、定員の30名を越える44名が集まった。

飯島 淳銀座クレストンホテル 総料理長
飯島 淳
銀座クレストンホテル 総料理長
山田 栄株式会社リーフル 代表取締役
山田 栄
株式会社リーフル 代表取締役

桜のコンフィチュールを作る

「桜のやさしい色と花びらのほんのり塩味を、アイスクリームやチーズと合わせて春を味わってください」と赤曽部さん。最初は桜が上手く沈んでいかず、全体に散らばすのに苦労したそうだ。赤曽部さんは「バラでも作ってみたい」と意欲的だ。無農薬で作った朝摘みのバラを洗って絞りアクを出したら、塩漬けにして桜と同様に使える。ローズのリキュールを加えればと……アイデアは尽きない。

桜のコンフィチュール
桜のコンフィチュール

材料
りんご(ふじ大3個)  1kg
水          1ℓ
グラニュー糖     800g
レモン汁       50ml
桜の塩漬け      60g
桜のリキュール    小さじ2(なくても可)

作り方
A りんごをきれいに水洗いし、1/4に縦に切って茎とよごれを切り落とす。さらに1/8に切って横にして2cmくらいに切ったものを鍋に入れ、同量の水を入れて中火で煮る。沸騰したら、弱火で1時間りんごが柔らかくなるまで煮詰める。
B シノワにりんごを入れ、大きなボールに煮汁を入れて濾す。最後の一滴まで。(シノワがなければザルにガーゼを2枚重ねて使う。)きめの細かい茶こしなどで、再び濾す。
C 汁が濁るので、押したり絞ったりせず、自然のペクチンを作る。
D 煮汁は約1ℓは取るようにする。
E 2の作業中に、桜の塩漬けの花びらを水洗いする。
2、3回水を取り替えて塩抜きをし、塩抜きができたら水を切る。
F 鍋に濾した煮汁、グラニュー糖の半量を入れ、中火でアクを引きながらゆっくりと木べらで混ぜる。アクが少なくなったら、残りのグラニュー糖を入れて煮詰めていく。
G 40分くらい煮詰めてから、レモン汁、桜の花びらを鍋に入れ、木べらでゆっくり混ぜる。
H リキュールを入れて火を一瞬強めてから止め、瓶詰めをする。

赤曽部 麗子コンフィチュール・料理研究家
赤曽部 麗子
コンフィチュール・料理研究家

コンフィチュール・料理研究家 赤曽部 麗子
新鮮な旬の食材を使い、香り、味、色にこだわって30年以上作り続けているコンフィチュールは多くのファンを持つ。NHKカルチャー教室(青山・横浜)はキャンセル待ちが続くほど。著書「ミセス・ベリーのコンフィチュールとティーフーズ」、「ジャム コンポート ビネガー シロップ」が発売中。http://mrsberry.jp/


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