2011/5/13

木沢武男「ヘスティアのかまど」の集い 
盛会下に実施

5月5日(木)東京プリンスホテル「サンフラワー」の間に於いて第2回目となる木沢武男「ヘスティアのかまど」の集いが実施されホテルニュージャパン、プリンスホテル、全日空ホテルと先生が教えを説いた各ホテルの門下生や生前親交が深かった業界関係各者の方々130名の皆さんが木沢氏を偲び参集しました。
ソースの木沢と称された先生の遺徳を当日ご来賓の高橋加一氏(全日本司厨士協会名誉会長)、嶋村光夫氏(フランス農事功労賞受賞者協会会長)、緑川広親氏(京王プラザホテル名誉総料理長)の皆様から先生が業界に残された心・技・体の大きな業績をエピソードを交え貴重なお話を披露して頂き「今後共その業績を後世に伝え後輩諸兄の活躍に大いに役立てて下さい。」とご挨拶があり参会者一同感心したり、納得したり熱心に傾聴させて頂きました。
村田眞吾氏(フジタ観光(株)飲料サービス指導部理事、総料理長)の力強い乾杯で懇親の場となりました。今回は木沢氏が顔を合わせるたびに口なされた“どうだ調子は”にちなんで懇親会に先立ち別会場での「メタボリック症候群」についての講和を生前に氏と親交が深かった東京慈恵会医科大学客員教授の小林正之先生より予防と既に症候を呈している皆さんに対する対策についても詳しくスライドによる説明がありました。
西洋料理に従事し高脂質食材やアルコールから逃げれない ?人間にとっての高血圧、高脂質症のリスクにいかに対処するか分かり易くお話がありました。
一無・二少・三多の図式すなわち「一無→禁煙、二少→少食、三多→多接の三原即を是非皆さん日頃より心がてください。」とのお話で少しは歩くことを意識しようと言う会員もおり有意義な講演会となりました。
表題の「ヘスティアのかまど」とは公私の竈(かまど)を司るギリシャの女神。公はオリンピアの聖火、私は家々の竈、 我々がお預かりする調理場はその公私一体のすなわち「人の命に携わる聖なる煮炊きの火を受け継ぐ所、誰もが自分の事を幸せな料理人と思えるようにして行きたい。」と日頃から口にされていた木沢先生の遺訓、心情を次世代に引き継ぎ伝授して行かなければと心新たに誓った会となりました。

      木沢武雄「ヘスティアのかまど」の集い
  事務局 江口武文(全日本司厨士協会東京地方本部監事)記


高橋加一氏
<BR>(全日本司厨士協会名誉会長)
高橋加一氏
(全日本司厨士協会名誉会長)
小林正之氏
<BR>(東京慈恵会医科大学客員教授)
小林正之氏
(東京慈恵会医科大学客員教授)
木沢武男氏
木沢武男氏

写真提供 斎藤美二氏(港支部幹事会員)

ホームへ先頭へ前へ戻る